1. 定期的に健康診断を受けましょう |
スポーツ医学の世界では運動に先立ち、運動をしながら心電図を検査する
「運動負荷テスト」という医学的な検査を受けてから運動を始めることを
推奨しています。
とくに40歳以上の中高齢者やこれまで運動をあまりしてこられなかった方は、
ダイビング開始前に検査をしておくことをおすすめします。 |
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2. 自分が積んだトレーニング以上のダイビングに挑戦しない |
中高年になると瞬間的な運動能力が低下しますし、平衡感覚なども鈍っています。
やったことのないことにぶっつけ本番で挑戦するのは思わぬアクシデントのもとになります。 |
3. 体力の温存も大事です |
ダイビングでは突発的に体力を使う場面が生じることがありますから、
海から完全に身体がエキジットするまで余力を残しておくことが肝心。
水中でもフィンワークは休み休み、負担を感じることのない運動量に抑える
べきです。 |
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4. 潜る前には必ず準備体操をしましょう |
中高年になると身体が硬くなって関節の動く範囲も狭くなっているので、とくに下肢のストレッチを念入りにしておくこと。
ふくらはぎ、ももの表裏、足首などをしっかり伸ばしてからダイビングをしましょう。 |
5. あきらめる勇気を持つこと |
ダイビング前に器材や体調、天候、海況、スキルなどをチェックして不安が
あったら、そのダイビングは迷わず見送ることです。
なぜ健康とは直接関係のない器材やスキルのチェックが必要かというと、
どちらも体力をカバーして安全を確保してくれるものであり、とくに器材は
自分の手足の延長として働く道具だからです。 |
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6. 基礎体力をつけることも忘れてはいけません |
普段から週2〜3回のペースで運動を続けていれば、体力を比較的高いレベルに保つことが可能と言われています。 |
7. 決して一人で潜らないこと |
あるいは水中で一人きりになるようなダイビングはしないこと
万が一、何かの器材トラブルで呼吸困難に追い込まれたとしても、また発作的な病気で体調の急変が起こったとしても、
そばにバディがいれば最悪の事態にまでは至らずにすむ可能性が高いからです。 |